レクサスUX 板金塗装|左ドア交換+ロッカーパネル修理|山陽小野田市 若山自動車
こんにちは。山陽小野田市の若山自動車です。
今回ご紹介するのは、レクサスUXの板金塗装の施工事例です。左の前後ドア交換と、ロッカーパネルの板金修理を行いました。
お客様は左側面をぶつけてしまい、ドア2枚とロッカーパネルが大きく変形した状態で入庫されました。
ドアが内側に押し込まれた勢いで、ロッカーパネル(サイドシル)まで損傷が及んでいた状態です。
そのため今回は、ドア2枚を新品交換し、ロッカーパネルは板金で修復、破損したサイドモールは新品に交換しました。
そして今回いちばん気を遣ったのが、塗装の仕上げです。
このレクサスUXのボディカラーは、グラファイトブラックガラスフレーク(223)。
具体的には、レクサスの「セルフリストアリングコート」という自己修復機能つきの塗装が採用されている黒です。
うちの工場では、この自己修復機能まで再現できる対応クリアで仕上げています。
今回の施工内容
車種: レクサスUX
カラー: グラファイトブラックガラスフレーク(223)
損傷箇所: 左フロントドア・左リアドア・左ロッカーパネル・左サイドモール
損傷状況: 左側面の衝突でドア2枚とロッカーパネルが変形し、サイドモールも破損
施工内容: 左前後ドア交換/ロッカーパネル板金塗装/サイドモール(ガーニッシュ)交換/セルフリストアリングコート対応クリアで仕上げ
施工のポイント: 黒(ガラスフレーク)の色ムラ管理に加え、隣接パネルと自己修復性能の差が出ないよう対応クリアで仕上げたこと
Before → After
入庫時は、左の前後ドアが大きく凹み、ロッカーパネルもえぐれるように変形していました。
そこで、ドア2枚を新品交換し、ロッカーパネルは板金で成形。
さらにグラファイトブラックガラスフレークを塗装し、対応クリアで自己修復機能まで再現しました。
その結果、ぶつけた痕がまったくわからないレベルまで仕上がっています。

Before: 左ドアとロッカーパネルが変形し、サイドモールも破損している状態です。

After: ドア交換+板金塗装で、損傷した痕がわからないレベルに仕上がりました。
作業工程
今回の施工は、損傷確認からドアの取り外し、ロッカーパネルの板金、下地処理、塗装、組み付けまで多くの工程があります。
特に黒のガラスフレーク塗装は色ムラが出やすく、さらに自己修復クリアの扱いにも気を遣う作業です。
以下、各工程を写真つきで紹介します。
① 損傷確認・ドア取り外し
まず損傷の範囲を確認しました。
左の前後ドアは交換が必要と判断。
加えて、ドアに押されたロッカーパネルも変形していたため、こちらは板金で修復することにしました。
ドア2枚を取り外して、車体側への波及がないかもチェックしています。

② ロッカーパネルの板金
押されて変形したロッカーパネルを、板金で丁寧に引き出して成形します。
面が整ったら、パテで微調整して下地をつくります。
ここがズレると、後でドアとのチリ(隙間)が合わなくなるので、慎重に進める工程です。
③ 下地処理・サフェーサー
新品のドアは、届いた時点では素地(サフェ前)の状態です。
そのため、足付け・脱脂をして表面を整え、サフェーサーを塗布します。
乾いたら研磨して、塗装に入る準備を整えました。

④ ドア塗装
続いて、ベースカラーを塗装します。
グラファイトブラックガラスフレークは、黒の中にガラスフレークがキラッと入る上品な色です。
ただし、黒系のメタリックは塗り方によって色ムラが出やすいため、ブース内で均一に吹き付けています。

↑素地の状態
⑤ 自己修復クリア塗装
ここが今回のいちばんのポイントです。
レクサスの純正塗装は、最後のクリアが「セルフリストアリングコート」という自己修復機能つきのクリアになっています。
具体的には、洗車キズや爪キズのような細かいスリ傷が、時間とともに自然に復元するクリア塗装です。
そのため、通常のクリアで塗ってしまうと、その面だけ自己修復機能がなくなり、隣のパネルと差が出てしまいます。
そこで今回は、自己修復機能を再現できる対応クリアを使って仕上げました。
これで、新しく塗ったパネルも、周りの純正パネルと同じように小キズが復元します。

⑥ ボカシ塗装・色合わせ
新品パネルだけ色が浮いてしまわないよう、隣接するパネルにもボカシ塗装を行います。
あらかじめマスキングで塗らない部分を養生してから、ブースで塗装しました。
黒は特に色の差が目立ちやすいので、つながりを自然に仕上げています。

⑦ 組み付け・モール交換
塗装が乾燥したら、ドアを組み付けます。
破損していたサイドモール(ガーニッシュ)は、新品に交換しました。
このあと、最後の磨き仕上げに入ります。
⑧ 磨き仕上げ
実は、セルフリストアリングコート(耐スリ傷クリア)は特殊なクリアなので、磨き(ブツ取り)がとても難しい作業です。
具体的には、磨くときに少しでも熱が加わると、キズがうまく取れず「磨き戻り」が起きてしまいます。
そのため、熱を入れないようにゆっくりと、様子を見ながら磨いていきます。
特に今回は黒なので、わずかな磨きキズも目立ちます。いちばん神経を使う工程でした。
最後にチリ合わせ(パネル同士の隙間調整)と色合わせの確認を行い、仕上げてから納車です。

セルフリストアリングコートの補修について
レクサスUXのような自己修復クリア(セルフリストアリングコート)が採用された車は、板金塗装のときに少し注意が必要です。
通常のクリアで塗り直すと、その面だけ自己修復機能がなくなってしまうからです。
特に黒系のボディは、洗車キズや細かいスリ傷がとても目立ちます。
そのため、補修した面と純正の面で「キズの直り方」に差が出ると、せっかくの修理でも違和感が残ってしまいます。
うちでは、自己修復機能を再現できる対応クリアで仕上げているので、補修したパネルも周りと同じように小キズが復元します。
ただし、この耐スリ傷クリアは塗って終わりではありません。仕上げの磨き(ブツ取り)にも技術が必要です。
具体的には、磨くときに熱が入るとキズがうまく取れず「磨き戻り」が起きてしまうため、熱を入れずに慎重に磨く必要があります。特に黒は神経を使う作業です。
「レクサスだから、ディーラーじゃないと無理かな」と思われがちですが、対応できる工場もあります。
特殊なクリアやコートが必要な車種でも、まずはお気軽にご相談ください。
ドアやパネルの修理料金の目安については、若山自動車の料金表ページもご覧ください。
他の施工事例はこちら:
よくある質問
Q. レクサスのセルフリストアリングコートは、普通の板金屋でも補修できますか? レクサスの純正クリア(セルフリストアリングコート)は、小さなスリ傷が自然に復元する特殊なクリアです。通常のクリアで塗り直すとその機能がなくなってしまいますが、若山自動車では自己修復機能を再現できる対応クリアで仕上げています。安心してお任せください。
Q. 黒いレクサスは小キズが目立ちますが、塗装後も同じように直りますか? はい。今回のように自己修復クリアに対応したクリアで仕上げれば、補修したパネルも周りの純正パネルと同じように、洗車キズなどの細かいスリ傷が復元します。なお、温めると復元が早くなる性質があるので、夏場のほうが直りは早くなります。
Q. ドアは交換と板金、どちらになりますか? 損傷の程度によります。LINEで損傷箇所の写真を送っていただければ、「板金で直せるか」「交換が必要か」をおおよそ判断してお伝えします。まずはお気軽にご相談ください。
Q. 修理にどれくらい時間がかかりますか? ドア交換+板金塗装の場合、部品の手配状況にもよりますが、おおよそ1〜2週間程度が目安です。お急ぎの場合は代車のご用意もできますので、お気軽にお申し付けください。
Q. 山陽小野田市以外からでも依頼できますか? もちろんです。実際に、宇部市・下関市など近隣エリアからも多くご依頼いただいています。まずはLINEか電話でご相談ください。
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